【施術記録 No.002】
― 三位一体施術:標準快楽導入の記録 ―
「深くまで、響いてほしいの」
ライナの声とともに、施術が始まった。
ミナは前へ、ナツメは後ろへ──2人の少女が、祥平の身体を挟むように膝をつく。
「いただきます...んっ」
ミナの唇がやわらかく包み込むと同時に、
「くちゅ、じゅる...ちゅ、ん...♡」
湿った音が、空間に溶け込んでいく。
その甘い啜りにあわせて、ナツメがそっと後ろに指を添える。
「ぬる...すぅ...んっ」
緊張と弛緩が交互に襲い、祥平の背筋がピクリと震えた。
「気持ちいい...?それだけじゃ足りないよね」
ライナが跨る。目の前にくるその顔、その唇。
何度目かのキスは、逃がさないように深く、
「んっ...ちゅ...じゅぷ...ちゅぱ、ちゅぅう...♡」
唾液の橋が揺れて、祥平の息が詰まる。
下では、ミナが唾液混じりの愛撫で快感を導き、
「ふふっ...すごくなってきてる...いっぱい感じて、いっぱい出して...♡」
ナツメは後ろからぴったり張りつき、舌先で震えの波を押し出すように、
「ちろ、くぷっ...すぅ...奥、くちゅぅ...♡」
体中が音で満たされ、動きで惑わされる中、ライナは顔を両手で挟み込んで囁いた。
「はい、次で出して──中に、わたしが全部受け止めるから」
そして挿れる。
「じゅぷっ...ぬっ、ずん...ずっ...♡」
あたしの中に、全部が沈み込む。
中で暴れるたび、ミナとナツメの表情がゆるんでいく。
「ほら、また出てきた...っ♡」
「奥にきてる...んっ、うれしい...♡」
ふたりの声が混ざりあい、あたしもさらに締めつける。
「しゅぷっ、ぬっ...ぱちゅっ、ぐっ...♡...んっ...ぅ、出して──」
最後、熱が跳ねたとき、ミナは目を潤ませて言った。
「もっと、したい...もう"担当"とか、関係なくなってきちゃう...♡」
ナツメも、静かに首をふる。
「うれしいです...あたしの中、ずっと熱い...」
そして、あたしは笑って答えた。
「それでいいの。感じたものが正解。だって、全部あたしがさせてるんだもん──ね?」