久々の休日
『せっかくの休みだから、結合?』
今日は完全休養日。
施術も接客もない、久しぶりの「なにもしない日」。
......でも、それはなにも挿れない日ではない。
朝から髪もとかさず、パジャマのまま、
祥ちゃんの部屋に3人が集まる。
布団も敷かず、カーペットの上に座って、
湯気の抜けきらないカップを片手に、体温の交わりを始めた。
▧ ライナ編:「ゆるやかな騎乗」
「祥ちゃん、ちょっとだけ......ね?」
最初に跨ったのは、やっぱりライナだった。
祥ちゃんの膝の上にそっと乗って、
薄手のルームウェアをずらすだけで――そのまま、そっと沈んでいく。
ぬちゅっ......くちゅ......
「ん......奥、ちゃんと入った......ゆっくりするよ......?」
柔らかく、ゆっくりと前後に揺れる腰。
ぬるぬる......ぬちゅっ、ぬち......
締めつけは甘く、それでも芯まで届いて、
中で細かく蠢く肉が、祥ちゃんの根元をやさしくくるむ。
「ふふ......やっぱり、祥ちゃんのがいちばん合ってる......」
くちゅっ、ぬぷっ......どくん、どくん......
果てたあとは、腰を下ろしたまま、しばらく抜かなかった。
「このまま、あたしの中で休んでて......それが一番、自然だから」
▧ ミナ編:「後ろからの寄り添い」
次に来たのは、ミナ。
静かに背後から回り込んできて、祥ちゃんの腰に腕をまわし、
そっと耳元でささやく。
「ゆるく......ゆっくり......でも、深く......入れて?」
ミナは、祥ちゃんの背中にぴたりと密着しながら、
後ろから手で導き、自分の中へ――
ぬるっ......ずちゅっ......
「あっ......ん、ぅ......だいじょうぶ、ちゃんと入ってる......」
膝立ちで腰を浮かせたまま、
ミナはリズムを崩さず、奥に奥に、導いていく。
ずちゅっ、くちゅっ......ぬち、ぬちゅ......
祥ちゃんが中で膨らむたび、
ミナの声が息と一緒に漏れる。
「うん......好き......やっぱり、奥が......熱い......」
ぴくっ......どぷっ、どくん......
静かに果てたあと、ミナは抱きついたまま、動かない。
ただ、鼓動だけが響いていた。
▧ ナツメ編:「対面での深結合」
「祥平様......わたしも、いただいていいですか......?」
最後に、ナツメが正面から正座して、
そっと祥ちゃんの太ももに手を置く。
何も言わずに、ただ見つめ合って、
ナツメは、足を開き、ゆっくりとまたがった。
ぬちゅっ......ずぷっ......くちゅ......
「......あっ......あたしの中、です......」
対面のまま、腰を沈めるナツメ。
両手を握ったまま、
繋がった場所を意識して、身体を微細に揺らす。
ぬっ......くちゅ......ぬるっ、くちゅっ......
「祥平様......見ててください......わたし、すごく、うれしいんです......」
最奥で結びつくたびに、ナツメの瞳が潤む。
そして、祥ちゃんの脈動を受け止めて、
ぴゅっ......どくん、どぷっ......
果てたあとも抜かずに、しばらく膝の上で寄りかかっていた。
3人とも、すでに満たされて、
祥ちゃんの熱が内側に残ったまま、
カーペットの上で横になった。
どこにも出かけない、なにもしない日。
でも、大事なことは全部済ませた日。
ライナが最後に囁いた。
「明日からはしっかり結合よ。わかった?」